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京都・烏丸十条 リハーサル&レコーディングスタジオ​

マザーシップスタジオ 
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当スタジオのグランドピアノについて

February 24, 2017

 

 当スタジオ設置楽器の中で稼働率No.1でありますGM-1(ご愛顧有難う御座います)。しかし実はこのピアノは最初から当スタジオにあったものではありませんでした。グランドピアノ導入の経緯をお話ししようと思います。

 

2002年のマザーシップ設立当初から絶対にピアノは設置しようと思っていましたので、当時、知り合いの某ジャズピアニストを目利き要員としてランチで買収しw、中古ピアノ流通王手の「第一楽器」さんが半期に1度行っている中古市にまた別のピアニストのコネで潜り込み(感謝)、よーいドンの掛け声で始まる激しいピアノ試奏&争奪戦でKAWAIアップライト上位モデル「US60」(写真)というピアノをゲット。ダブルハンマーのフルアリコートで当時30万ぐらいだったかなぁ...とてもいい買い物でした。

そしてその後おおよそ10年間に渡ってマザーシップで日々のリハーサルや弊社制作の数々の作品でレコーディングに使用されて活躍して貰いました。

 

しかし2013年頃のある日、ふと印象的な夢を見ました。それは、ウチの狭いブースにグランドピアノが入り、みんながとても楽しそうにそれを弾いている...というなんとも分かりやすい夢。それまでの自分の頑な思い込みで「ウチの狭いブースには絶対にグランドは入らない...orz」と諦めていた故のアップライトの選択だったわけですが、なぜかその夢を見てから不思議とその”固定観念”がスッと無くなりました。今思い出しても不思議な体験でした。そして導かれる様に早速グランドピアノを探し始めます。

 

とはいえ、グランドを入れるにしてはブース横幅が狭いのは変わりない...ということで小型のモデルをネットオークションで漁っていると、丁度タイムリーにKAWAIのベイビーグランドが売りに出ていました。出品者は大阪在住のピアノ講師。新品みたいなのに値段も格安(怪しい...)。話を聞くとレッスンルームでサブのピアノとして新品導入後、結局殆ど弾かれずにそのままずっとレッスンルームの片隅に置いてあったとか。そのおかげで傷ひとつ無い”新古品”の状態。とはいえ15年落ちということで格安スタートだったのですが、出品者の商品説明不足(怪しい...)&質問に対するコメントがかなりの塩対応だった事もありw、入札の無いままオークション3まわし目(出品者評価ランクも低くて当然か...)。

 

元々グランドピアノを入れるにしても新品は完全に予算的に無理だし、中古でもなかなか厳しい状況だったので、当時の選択肢としては事実上”コレ”しかなかったんですが、モノがモノなので変なものつかまされても容易くキャンセルや処分も出来無い...。そこで、お世話になっていた調律師や知り合いのピアノの識者の方々に意見を伺いつつ、ヤフオク黎明期からの経験と勘をフル稼働させて意を決し入札&即落札!US60も丁度良い引取先が見つかり高値で売ることができ、結局グランドピアノ導入は本当に何かに導かれる様にスムーズでした。予知夢?を見てからこの間わずか数週間、こうしてカワイGM-1はマザーシップの仲間入りをするに至ります。

 

 

さすがに最初やって来た当初は何とも"鳴らない子"でした...当然ですよね、15年間弾かれなかったわけですから。毎日のようにレッスンで弾かれるメインピアノの隣で、サブとしてピカピカのままずっとほったらかしにされる...「なんで買うたん?」「弾いてくれへんのなら買うなや...」なんて独り事を言ったかどうかはわかりませんがw、ピアノといえどもそりゃ拗ねますよね。なんかそういう音がしていましたよ。けれどうちのスタジオブースに入って毎日ドラムやベース&ギターアンプなどパイセン楽器達の爆音に晒されたり弾かれているうち、そうですねぇ...一年もしない間にいい感じで音が鳴り出しました。つまり物理的にピアノ自体が弾かれることがなくても、周りの楽器の爆音でピアノの音響板自体が常に振動されて”成長”したわけですね。それはもう15年分の空白を埋めるには充分な爆音の中ですからw。

 

そして月日は立ち、ウチに越して来てから今年でもう4年になりますが、今や威風堂々マザーシップ1番の売れっ子さんです。ベイビーグランドなので低音はご愛嬌ですが、歌ものバンドさんがメインユーザーのウチのような環境では丁度良いバランスで鳴ってくれます(注:音響板には山彦製の高級ピエゾマイクを仕込んでいるので高音質でPAからも音が出せます)。

 

とはいえ最近はクラシックピアニストさんも多数練習で使ってくれるようになりました。某ピアノ関連の紹介ブログに掲載されたのがきっかけだとは思いますが、ベイビーグランドなんてクラシック畑には見向きもされないと思っていたので、正直これは予想外のことでした。


勿論それ相当の用途に要件を満たさない場合もありますが、最近常連で来て下さっている多数のピアニストさんには料金面との兼ね合いもあって重宝されています。15年もの間サラピンのまま一番弾いて欲しい人達に弾いてもらえなかった寂しさを晴らすかの如く、良いお客さんを自分の引き寄せパワーで次々と呼んでくれている様な感じすらしますw。頼もしい限りです。


そして今日は調律日。三寒四温と昨今のリハーサル需要の増加で満身創痍の躯体を長年お世話になっている「長谷川ピアノ調律事務所」の長谷川さんにしゃっきりメンテナンスして貰いました。

ということで、そんなウチの子を引き続きよろしくお願い致します〜。

 

 

 

 

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